日本エム・ディ・エムの第2四半期業績は、国内、米国共に好調で増収増益

■米国での人工関節製品の外部顧客への売上高はUSドルでは29.0%増

 人工関節の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の第2四半期業績は、国内、米国共に好調で増収増益となった。

 19年3月期第2四半期連結業績は、売上高75億51百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益8億59百万円(同5.6%増)、経常利益8億31百万円(同6.3%増)、純利益5億94百万円(同22.1%増)となった。

 売上高は、日本国内において平成30年4月に償還価格の引下げが行われたが、米国子会社Ortho DevelopmentCorporation製品等の売上が堅調に推移したことから、45億87百万円(同7.0%増)となった。米国においても人工関節製品の売上が順調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比29.0%増、円換算後は29億63百万円(同27.4%増)と大幅増収となった。

■売上高販管費率は0.6ポイント改善

 販売費及び一般管理費合計は、給料及び手当、支払手数料の増加等により、45億02百万円(同13.1%増)となったが、売上高販管費率は59.6%(前年同四半期は60.2%)と0.6ポイント改善した。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高47.9%(前期44.7%)、営業利益38.2%(同39.8%)、経常利益39.6%(同39.8%)、純利益39.6%(同34.2%)であることからほぼ計画通りといえる。

 ちなみに、今期19年3月期通期連結業績予想は、売上高157億50百万円(前期比6.4%増)、営業利益22億50百万円(同10.0%増)、経常利益21億円(同6.9%増)、純利益15億円(同5.2%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る