【株式市場】日経平均は一時620円高となり米国の対中国貿易協調観測など好感

株式

◆日経平均の終値は2万2243円66銭(556円01銭高)、TOPIXは1658.76ポイント(26.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億3969万株

チャート13 11月2日後場の東京株式市場は、12時30分に四半期決算を発表した旭化成<3407>(東1)や13時に発表した三菱商事<8058>(東1)が軟化し、日経平均は13時半過ぎまで前引けの水準(266円高の2万1954円61銭)を割り込みながら一進一退を続けた。14時前、米トランプ大統領が中国との貿易に関し合意の草案作成を要請と伝えられると、トヨタ自動車<7203>(東1)などが急速に値を戻し、日経平均はスルスル上げて620円77銭高(2万2308円42銭)まで一段高。終値は10月24日以来の2万2000円台回復となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅高となった。

 後場は、貿易摩擦回避なら中国の景気が回復との見方でコマツ<6301>(東1)などが一段と強含み、ラピーヌ<8143>(東2)は中国人観光客の回復期待が言われて一時ストップ高。サンバイオ<4592>(東マ)は開発中の再生細胞薬が外傷性脳損傷を対象にした日米グローバル第2相臨床試験で主要評価項目を達成との発表が注目されて大引けまでストップ高買い気配。エムティジェネックス<9820>(JQS)テリロジー<3356>(JQS)などとともに大阪の相場師の異名を取る投資家の関連株とされて再騰の期待があるようで大幅出直り。

 東証1部の出来高概算は18億1812万株(前引けは7億3969万株)。売買代金は3兆5672億円(同1兆3904億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がり銘柄数は1495(同1326)銘柄、値下がり銘柄数は561(同705)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、機械、海運、ガラス・土石、情報・通信、鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭、化学、電気機器、医薬品、精密機器、その他製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る