トレードワークスの第3四半期は、金融ソリューション事業が好調で、大幅増収増益

■売上高営業利益率が前年同期の23.1%から31.6%へと改善

 金融関連会社のシステム開発・保守・運用を行うトレードワークス<3997>(JQS)の第3四半期は、金融ソリューション事業が好調で、大幅増収増益となった。

 今期18年12月期第3四半期業績は、売上高16億96百万円(前年同期比60.6%増)、営業利益5億36百万円(同119.4%増)、経常利益5億35百万円(同122.8%増)、純利益3億67百万円(同134.1%増)となった。

 大幅増収となった要因は、セキュリティ診断事業の主力サービスである「SecuAlive」のリニューアルの遅れなどにより売上高18百万円(同43.3%減)となったものの主力の金融ソリューション事業の売上高が15億66百万円(同67.4%増)となったことに加え、FXシステム事業も1億11百万円(同27.0%増)と好調であったことによる。

 利益面に関しては、増収効果に加え、売上高営業利益率が前年同期の23.1%から31.6%へと改善したことで大幅増益となった。

 第3四半期業績が好調で利益は通期予想とほぼ同額であるが、通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、今期通期業績予想は、売上高20億42百万円(同47.4%増)、営業利益5億38百万円(同146.0%増)、経常利益5億39百万円(同174.8%増)、純利益3億70百万円(同180.2%増)を見込む。

 しかし、通期予想によると第4四半期間(10月~12月)の売上高は3億46百万円を見込み、売上営業利益率がこれまでと同じ31.6%とすると、第4四半期間の営業利益は1億09百万円が見込めるため、通期営業利益は6億45百万円となる。そのため、通期の利益面での上振れも予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る