ロードスターキャピタルは反発の動き、18年12月期3Q累計大幅増益で通期も大幅増益予想、基準日11月29日で株式2分割

株式市場 銘柄

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。18年12月期第3四半期累計は大幅増益だった。通期も大幅増益予想、そして増配予想である。基準日11月29日(効力発生日11月30日)で1株を2株に分割する。株価は反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■不動産投資運用が主力

 不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。18年8月にはクラウドファンディング事業で、エクイティ投資型商品の第1号案件の募集を開始した。収益は物件売却によって変動しやすい。

■18年12月期3Q累計大幅増益、通期も大幅増益・増配予想

 18年12月期の連結業績予想(6月26日に上方修正)は、売上高が17年12月期比20.4%増の105億85百万円、営業利益が70.4%増の23億25百万円、経常利益が75.6%増の20億89百万円、純利益が58.8%増の12億61百万円としている。配当予想は11月30日付株式2分割換算後で、3円25銭増配の年間8円75銭(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比46.2%増の78億14百万円、営業利益が2.1倍の21億44百万円、経常利益が2.3倍の19億83百万円、純利益が2.2倍の12億69百万円だった。コーポレートファンディング事業の不動産投資は7物件売却して46.7%増収、不動産賃貸は28.1%増収、クラウドファンディング事業は4.6倍増収と、いずれも好調に推移した。

 通期予想に対する進捗率は売上高73.8%、営業利益92.2%である。物件売却によって変動しやすい収益構造だが、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化も影響した10月26日の直近安値1839円から反発の動きを強めている。11月6日の終値は2154円、今期予想連結PER(11月30日付株式2分割前)は約18倍、時価総額は約226億円である。戻りを試す展開を期待したい。

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