PALTEKはディジタルメディアプロフェッショナルと販売代理店契約を締結し「ZIA C3」を販売開始

新製品&新技術NOW

■産業用IoTのエッジAI化を加速

 PALTEK<7587>(東2)はGPU、AI技術を中心としたIPライセンス、SoC/モジュール販売、および開発委託サービスを手掛けるディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(以下DMP)と販売代理店契約を締結し、DMPが開発したエッジAI FPGAモジュール「ZIA C3」の販売を開始する。

 現在、AIはディープラーニングの活用で、画像認識、音声・言語認識、ロボットなどの運動の習熟など実用的に応用できる範囲が拡大している。このディープラーニングはクラウド側にAIエンジンが置かれ、データをエッジ側からアップロードすることが多いが、今後IoTがさらに普及すると通信量やデータ容量の増大、処理遅延によるリアルタイム性の低下、通信環境の悪化によるシステムの信頼性の低下、セキュリティ面での堅牢性の低下など課題が認識されてきた。これらの課題を解決する方法として、現場に近いところで処理を行うエッジコンピューティングが注目されている。

 DMPは、エッジコンピューティングのAI化の実現に求められる、小型、高性能と低消費電力を両立したAIプロセッサ「ZIA DV700」および「ZIA DV500」を開発して提供している。このディープラーニングの推論処理をFPGAにオフロードして実行することで処理性能の高速化、消費電力軽減が実現できる。

 PALTEKはDMPのエッジAI FPGAモジュールを取り扱うことで、エッジAIに興味を持つ産業、医療、セキュリティなどの電子機器メーカーの製品に対して、迅速にAI機能を実装することが可能になる。また、FPGAを活用したことのないソフトウェア製品をソリューションとして販売している会社やシステムインテグレータに対しても、エッジAIに対する最適なソリューションを提供することができるとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る