東芝は時価総額の30%強の大規模な自社株買いが注目されて後場急伸

株式市場 銘柄

■正午発表、取得上限株数2億6000万株(発行株数の約40%)、金額は7000億円

 東芝<6502>(東2)は11月8日の正午に第2四半期の連結決算(米国会計基準)と発行株数の約40%もの株数を上限とする自己株式の取得(自社株買い)、米国産LNG(液化天然ガス)事業からの撤退などを発表。後場は一段高の3580円(230円高)で始まり、13時過ぎには12%高の3745円(395円高)まで上げている。

 自社株買いは、取得上限株数が2億6000万株(自己株式を除く発行済株式総数の約40%)、上限金額は7000億円。期間は11月9日から2019年11月8日まで。取得上限株数が発行株数の約40%にも達する自社株買いは極めて稀(まれ)になり、発表では、「その規模が最大で時価総額の30%強となる大規模なものとなることから、(中略)安定的、かつ着実に実施することを目的として、(中略)ToSTNeT-3による市場買付と取引一任契約に基づく立会取引市場における市場買付とを組み合わせるのが適当と判断した」などと言及した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る