ソラストの3月期第2四半期は増収大幅増益、M&Aの利益貢献が本格化

株式市場 銘柄

■医療関連受託事業・介護事業がともに好調

 ソラスト<6197>(東1)は8日、19年3月期第2四半期連結業績を発表した。

 売上高は、医療関連受託事業及び介護事業がともに好調に推移し、前年同期比16.4%増の410億31百万円だった。営業利益は両事業の増益により同29.3%増で25億42百万円となった。経常利益は同30.5%増の25億67百万円、四半期純利益は同29.5%増の16億36百万円だった。

 各事業を見ると、医療関連受託事業では、売上高は同4.0%増の276億43百万円、営業利益は同8.2%増の28億99百万円となった。組織全体でクオリティーと生産性の改善に取り組み、サービスの質が向上し、売上の拡大や価格の改善が進んだ。

 介護・保育事業では、売上高は同57.4%増の130億61百万円、営業利益は同112.5%増の9億39百万円となった。第2四半期は、自然災害からの若干の影響があったものの、好業績の継続が維持でき、これにより更なる成長のための新規M&Aに注力することができたとしている。保育事業は、4月から3施設を認証保育所から認可保育所に移行したことなどで園児数が増加した。

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が前年同期比12.5%増の836億30百万円、営業利益が13.2%増の47億43百万円、経常利益が12.5%増の46億87百万円、純利益が8.2%増の29億33百万円としている。

 なお、通期予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高49.0%、営業利益53.6%、経常利益54.8%純利益55.8%と順調に推移している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る