ASIAN STARの第3四半期の業績は好調で、経常利益は通期予想と同額、純利益は通期予想を上回って着地

■上半期に2棟の収益物件を販売したことで大幅増収

 ASIAN STAR<8946>(JQS)の第3四半期の業績は好調で、経常利益は通期予想と同額、純利益は通期予想を上回って着地した。

 同社は、横浜を地盤とした投資用ワンルームマンションの分譲販売でスタートしたが、分譲事業を休止し、不動産の管理・賃貸・仲介事業に集中することで、経営基盤の強化に努めている。今期は、上半期に2棟の収益物件を販売したことで、大幅増収となっている。

 18年12月期第3四半期連結業績は、売上高25億54百万円(前年同期比91.0%増)、営業利益57百万円(同7.6%減)、経常利益55(同28.6%増)、純利益52百万円(同96.4%増)となった。

 不動産販売事業は、戸建事業が順調な伸びを見せたことに加え、レジデンス2棟の引渡しを完了したことから、売上高16億80百万円(同288.9%増)、営業利益29百万円(前年同期02百万円)であった。

 不動産管理事業は、前期中に終了したプロジェクトがあったことなどにより、売上高3億38百万円(同4.9%減)、営業利益1億45百万円(同1.8%減)。

 不動産賃貸事業は、レジデンス2棟の売却に伴う家賃収入の減少、自社保有の駐車場における機械装置等の修繕の発生などにより、売上高3億69百万円(同5.8%減)、営業利益45百万円(同43.7%減)となった。

 不動産仲介事業は、前期から引き続き積極的な営業活動を行ったこと等により堅調に推移し、売上高1億65百万円(同5.3%増)、営業利益54百万円(同2.3%増)。

 第3四半期で、最終利益は通期予想を上回っているものの、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、18年12月期通期連結業績予想は、売上高32億28百万円(前期比86.5%増)、営業利益70百万円(同33.2%増)、経常利益55百万円(同69.0%増)、純利益33百万円(前期02百万円)と見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る