ロジザード出直り強める、倉庫管理クラウドが中国「独身の日」に活躍の見方

株式市場 銘柄

■アリババ集団の流通プラットフォーム「奇門」(チーメン)に接続連携

 ロジザード<4391>(東マ)は11月12日、出直りを強め、取引開始後に一時10%高の1926円(184円高)まで上げて売買活発となっている。倉庫管理クラウドシステムなどを展開し、中国のネット通販業界の一大祭典「独身の日」(11月11日)の盛況ぶりが材料視されたとの見方が出ている。越境ECサイト運営のラクーン<3031>(東1)なども高い。

 11月9日付で、ロジザードのクラウドWMS「ロジザードZERO」の中国OEMサービスである「e-倉管」が、アリババ集団の流通プラットフォームAPI奇門(以下チーメン)への接続認可を取得。連携対応が完了し2018年11月1日よりサービスを開始と発表した。

 中国の「独身の日」では、一日の流通額が、最大手のアリババ集団だけで前年比26%増の2135億元(約3兆5000億円)になったと伝えられ、あらためて関連サービスにかかわる場合のスケールメリットなどが注目された。アリババ以外の企業も取引額を大きく伸ばし、「アリババに次ぐ中国ネット通販2強の京東集団(JDドットコム)もセール期間中の取引額を公表し、18年は過去最高の1598億元となり、独身の日の競争は年を追うごとに激化している」(日経QUICKニュースより)などと伝えられた。(HC)

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