【話題】直近10日間「クジラまく」相場が出現し今後の展開に眉目集まる

◆縁起でもない?、11月13日まで「白・黒・白・黒・白・黒・白・黒・白・黒」

 このところの日経平均は、11月13日までの10日間(取引日ベース)、高い日と安い日が一日ごとに交互に出現した。しかも、「陽線」と「陰線」が交互に出現する「鯨幕(クジラまく)」相場が現われた。古風な和式・和風の相場観測だが、陽線を「白」とし、陰線を「黒」とした場合、10日間にわたり白と黒が交互に出現する相場。これが現れた後どうなるか注目されている。

 「鯨幕」は、検索して頂ければ一目瞭然だが、白黒ストライプ模様の幕のことで、ヒゲクジラのヒゲに似ていることから呼ばれるようになったとされる。縁起の良くないときに使われる幕のため、「するめ」を「あたりめ」と言い換えるのと同じ部類になるようだ。

 この「鯨幕」が相場に現われるのは、まさしく一進一退の展開であり、方向感が出ないとき、気迷い気分の強いときに現れやすいとされている。

 問題は、これが相場に現れた後、どのように動くか、になる。ベテラン証券マンの話によると、縁起でもない現象が起こる前触れ・前兆という見方もあるのだが、一方では、「下げ続けたあとに現れれば、それまでのトレンドは終盤に入ってきたこと示唆し、上げ続けた後に現れれても、やはりそれまでのトレンドの終盤を示唆することが少なくない」とのことだった。

 このところの株式市場は10月初から比較的大きな調整相場が続いている。このため、今回現れた「鯨幕」が下げ相場の終盤入りを示唆するかどうか、和式・和風の古い相場観測ではあるが、期待を込めて注目する向きがある。昨今の株式市場で「クジラ」と呼ばれるのは公的年金基金だが、その下期の運用買いの動向と会わせて注目する様子もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  2. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  3. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  4. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  5.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  6. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る