【株式市場】材料株など個別に買われ日経平均は小動きの末に小反発

株式

◆日経平均の終値は2万1846円48銭(35円96銭高)、TOPIXは1641.26ポイント(2.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億3201万株

チャート6 11月14日後場の東京株式市場は、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が一段と強含んで始まったため、日経平均も前日比プラス圏に浮上して始まったが、取引開始前、イタリア政府がEUによる予算修正要求に応じない方針、などと伝えられたため様子見ムードが漂い、日経平均は40円高前後(2万1850円前後)を上値に小動きを続けた。14時頃からは何度も軟調転換。大引けは何とか小高く終わった。TOPIXも小高い。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は軟調。

 後場は、ディフェンシブ性の強い花王<4452>(東1)が一段ジリ高となった一方、13時過ぎに業績見通しの下方修正を発表した大塚ホールディングス<4578>(東1)は一段安。TBグループ<6775>(東2)は消費税増税関連株としての注目が再燃とされて急反発。くふうカンパニー<4399>(東マ)は結婚式プロデュース企業の子会社化などが注目されて一段高。トレイダーズHD<8704>(JQS)は第2四半期の経常赤字など半減し純営業収益の大幅増加などが注目されて出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は14億3201万株(前引けは6億6691万株)。売買代金は2兆4906億円(同1兆1225億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がり銘柄数は756(同785)銘柄、値下がり銘柄数は1292(同1232)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がり(前引けも16業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、空運、金属製品、化学、輸送用機器、ゴム製品、倉庫・運輸、銀行、非鉄金属、情報・通信、などとなった。(HC)

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