ヨコレイ(横浜冷凍)は名古屋市港区の「名港物流センター」の竣工を発表

■15日、現地にて竣工式が執り行われ、同社役職員、施工関係者など約50名が出席

 ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は15日、名古屋市港区の「名港物流センター」の竣工を発表した。

  同日、現地にて竣工式が執り行われ、同社役職員、施工関係者など約50名が出席した。

 同センターが位置する名古屋港は、中部地方の産業・生活を支える国際貿易港として1907年に開港。現在は自動車関連貨物を中心に、総取扱貨物量16年連続の全国第1位である。また交通アクセスも東名高速道路、東海環状自動車道など主要道路と繋がる伊勢湾岸自動車道が横断する、物流の優れた要衝となっている。

 近年、物流基地の分散化や生活スタイルの変化に伴い、物流環境が大きく変化するなか、保管に適した港湾型冷蔵倉庫と流通加工に適した物流型冷蔵倉庫の両方の機能を併せ持つ、港湾物流型冷蔵倉庫の需要が高まっている。

■以前から港湾物流型物流センターの建設が内外から求められていた

 その様な状況の中で、中京圏でも、原料貨物に加え、冷凍食品や半製品等の加工度の高い貨物取扱い量が増えており、以前から港湾物流型物流センターの建設が内外から求められていた。そこで、今回同センターが竣工することで、既存の小牧物流センター、名古屋物流センター、中川物流センターと有機的に連携し、より貨物の特徴にあった保管環境を提供することで中京圏の低温物流網を拡大することになる。

■冷却方法は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(Sittory2)を導入

 設備面では、冷却方法は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(Sittory2)を導入。また、近年問題となっているトラック待機時間解消のため、トラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を導入。さらにフォークリフトによる入出庫作業を円滑にし、庫内作業時間の短縮化と省人化を図る「カーゴナビゲーションシステム」を導入している。

 神事の後に行われた記念式典では、代表取締役会長吉川俊雄氏が出席者へ感謝の意を表すとともに「近年、輸入貨物の名古屋港揚げが急増するなか、拠点の分散化や保管品質など、物流のおかれている環境が変化している。その変化に耐えることが出来る物流センターが完成した。素晴らしい物流センターを一番いい時に完成することが出来た」と挨拶した。

 主な設備は、自然対流冷却方式(Sittory2)、トラック予約受付システム、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム、太陽光発電システム(351kW)、ハイブリッドデシカント陽圧空調システム、BEMS(Building Energy Management System)、全館LED照明と最先端の設備となっている。

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