ケンコーマヨネーズ:新工場2ヵ所が稼働し株式市場は業績修正を早々に織り込む

■立ち上げ中に大型台風の連続襲来や北海道地震などあったが次第にこなす

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は11月20日、全体相場が大きく下押す中で、朝方の2%安(48円安の2131円)を下値に持ち直し、後場は0.5%安(11円安の2171円)へと大きく回復した。

 さる11月9日、第2四半期の連結決算(2018年4~9月、累計)と3月通期の業績見通しの下方修正などを発表したため、株価はそれまでの2500円前後から一時2063円まで水準を下げたが、11月15日の2063円を下値に回復傾向を強める形になっている。

 下方修正の大きな要因としては、2ヵ所の新工場(北海道白老町、神奈川県小田原市)の稼働と既存2工場の増強にともなう費用、大型台風の連続襲来や北海道地震の影響、17年8月に群馬県の地域スーパーの総菜で発生した腸管出血性大腸菌O157による事件による風評被害的な影響、などがあった。だが、株式市場は、これらの要因を早々に織り込む様相をみせている。

 修正後の19年3月期の連結業績見通しは、売上高が745.0億円(前期比2.4%の増加)、営業利益は29.2億円(同30.0%減)、純利益は22.7億円(同21.1%減)、1株利益は137円78銭。

 新工場2ヵ所は、白老工場(北海道白老町)が4月に稼働を開始し、神奈川工場(小田原市)が6月に稼働した。これらの立ち上げから軌道に乗るまでの関連費用は、4~9月に4.98億円を計上し、下期は1.87億円を見込んでいる。一時的費用になるため、中期的には増収増益基調が続く可能性が濃厚だ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る