【株式市場】半導体株など逆行高し日経平均は時間とともに下げ幅を縮める

株式

◆日経平均は2万1507円54銭(75円58銭安)、TOPIXは1615.89ポイント(9.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億9258万株

チャート14 11月21日後場の東京株式市場は、東京エレクトロン<8035>(東1)などの半導体関連株が一段と強含み、NY市場でカラ売り専門ファンドが半導体大手エヌビディアを買いつけたと午前中に伝えられたことなどが注目され、明治ホールディングス<2269>(東1)はSMBC日興証券による目標株価の引き上げなどが材料視されてジリ高基調を強め、日経平均は時間とともに下げ幅を縮めた。結局、前場の一時339円安から260円近く値を戻し、2日続落だが小幅安となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も大きく値を戻した。一方、前引けに小高かったマザーズ指数は小幅安となった。

 後場は、ドンキホーテHD<7532>(東1)が「今年業態転換した6店舗は計画上回る業績」と発表したことなどを手掛かりに一段とジリ高基調になり、東京コスモス電機<6772>(東2)は中国子会社の自動車用センサー生産開始などが注目されてストップ高。リンクバル<6046>(東マ)は11月中旬に東証本則市場(東証1部、2部)への準備を開始と発表したことへの期待が再燃とされて再び急伸。HAPiNS(旧パスポート)<7577>(JQS)はRIZAPグループが大株主とあって、RIZAPグループの業績が大幅ダウンしたため大株主交代の思惑があるとされて急伸。

 東証1部の出来高概算は13億9258万株(前引けは6億9529万株)。売買代金は2兆4105億円(同1兆1434億円)。1部上場2112銘柄のうち、値上がり銘柄数は596(同499)銘柄、値下がり銘柄数は1431(同1521)銘柄。

 また、東証33業種別指数は電機機器、パルプ・紙、の2業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値下がり率の小さい業種は、食料品、化学、空運、情報・通信、などとなった。(HC)

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