日本エンタープライズの子会社、会津ラボは12月3日に公道での実証試験開始セレモニーを開催

■浪江駅から浪江町役場を結ぶ約1kmの公道での自動走行

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社、会津ラボは、福島トヨペットと協業し、福島県の「平成30年度地域復興実用化開発等促進事業」における「自動運転に係る情報基盤の構築及びまちなか巡回車両の実用化に向けた実証試験」に取り組んでいるが、12月3日に公道での実証試験開始セレモニーを開催した。

 実証試験は、平成31年度までに自動運転車両を用いた公共交通サービスの実現と関連する情報基盤の構築を目的としている。具体的には、浪江町駅周辺において、自動運転による巡回交通サービスを実現するため、自動運転車両で使用される各種センサ類のデータや3次元マップ等を地域情報基盤として共通利用できるシステム開発を行ってきた。

 今回、浪江駅から浪江町役場を結ぶ約1kmの公道での自動走行を行った。実証試験は、今後も毎週火曜日、第一木曜日、第三木曜日の14:00~16:00の間、最大2往復程度の運行を予定している。「自動化」に向けた取り組みのため、道路交通法に基づき、運転席にドライバーが座り、必要な安全対策を行いながらの走行で、車体には「自動走行公道実証実験中」の表示を付ける。

 今年度は浪江町役場と浪江駅間を結ぶ直線道路で実証試験を行うが、警察及び浪江町、その他関係機関と調整の上で、実証範囲を拡大していく。

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