【株式市場】日経平均は朝方の399円安を下値に持ち直しNY急落の割に底堅さ見せる

株式

◆日経平均は2万1242円66銭(264円22銭安)、TOPIXは1573.66ポイント(20.54ポイント安)、出来高概算(東証1部)は多めで8億1329万株

 12月18日(火)前場の東京株式市場は、NYダウが再び急落し507ドル安となった割には下値が堅く、日経平均は9時10分頃の399円75銭安(2万1107円13銭)を下値に回復基調となった。ミニストップ<9946>(東1)が全店にモバイル送金・決済サービスの「LINE Pay」導入することが注目されて活況高となるなど、材料株や好業績株を選別買いする雰囲気。日経平均の前引けは264円22銭安(2万1242円66銭)となった。TOPIX、東証2部指数、日経JASDAQ平均は年初来の安値を更新したが、やはり前引けにかけて持ち直した。マザーズ指数も持ち直した。

 神島化学工業<4026>(東2)は決算説明資料の開示が好感されて出直り拡大。フリークアウトHD<6094>(東マ)は伊藤忠商事<8001>(東1)に第三者割当を行う提携が材料視されてストップ高。フジタコーポレーション<3370>(JQS)は日々公表銘柄の指定を解除され急反発。

18日、新規上場となった田中建設工業<1450>(JQS)は9時15分に公開価格2400円を7.1%上回る2570円で売買が成立し初値をつけ、その後2669円まで上げて前引けは2650円と好調。同じくテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(TDSE)<7046>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格3200円を70%上回る5440円。

 東証1部の出来高概算は多めで8億1329万株、売買代金は1兆1627億円。1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は222銘柄、値下がり銘柄数は1861銘柄となった。(HC)

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