【株式市場】後場一段安となり日経平均は一時704円安まで下押して年初来の安値を更新

株式

◆日経平均は2万392円58銭(595円34銭安)、TOPIXは1517.16ポイント(38.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億2122万株

■東証1部2130銘柄のうち、値上がり銘柄数はわずか3%の74銘柄にとどまる

チャート12 12月20日後場の東京株式市場は、日経平均が一段安となり、14時過ぎには704円99銭安(2万282円93銭)まで急落。3月につけた年初来の安値(ザラ場ベースで2万347円49銭、終値ベースで2万617円86銭)を割り込んだ。正午前に日銀の金融政策決定会合の結果が伝えられ、為替がやや円高方向に振れたため、トヨタ自動車<7203>(東1)が前引けの水準より一段安で始まるなどして全体のムードが冷え込み、株価指数の先物にヘッジ売りがかさんで次第安となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅安。ただ、マザーズ指数だけは10月の安値を割らずに踏みとどまった。

 上場2日目のソフトバンク<9434>(東1)は前日比変わらずの水準を出没した末に小反発。スターティアHD<3393>(東1)夢真HD<2362>(JQS)は自社株買いが好感されて高い。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は東大との提携が好感されて高い。

 20日新規上場となったAmidAホールディングス<7671>(東マ)は9時9分に公開価格1460円を6.3%上回る1552円で初値がつき、直後に1560円まで上げたが、あとは後場も売買交錯となり大引けは1342円。同じくAmazia(アメイジア)<4424>(東マ)は10時3分に公開価格1320円を33.0%上回る1756円で初値をつけ、ほどなく2078円まで上げた。後場は売買交錯となり、終値は1880円となった。

 東証1部の出来高概算は18億2122万株(前引けは7億8768万株)、売買代金は増勢となり3兆44億円(1兆2774億円)。1部上場2130銘柄のうち、値上がり銘柄数はわずか3%の74銘柄(同172銘柄)、値下がり銘柄数は96%に達する2047銘柄(同1921銘柄)。

 また、東証33業種別指数は、電力・ガス1業種が値上がりし(前引けは石油・石炭、鉱業、電力・ガスの3業種が値上がり)、大方の業種が値下がりした。(HC)

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