【今年活躍期待の注目銘柄】キクカワエンタープライズは出遅れ感から水準訂正高へ

■経産省から「地域未来牽引企業」に選定

キクカワエンタープライズ<6346>(東2)は、1897年に日本初の製材・木工機械メーカーとして誕生以来、、「切る・削る・磨く」の技術を中心とした製材・木工機械をはじめ、電化製品に使用されるプリント配線板の加工機、金属・非鉄金属加工機、自動車関連加工機、鉄道車輌関連加工機、航空機関連加工機、フラットパネルディスプレイ関連加工機など様々な分野の加工機を製造・販売している。2017年12月、18年12月と経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定されている。

液晶関連技術の国内最大級展示会「第28回液晶・有機EL・センサ技術展(ファインテックジャパン)」(2018年12月5日~7日に幕張メッセ)で、同社がスマートフォンや車載パネルなど液晶ディスプレイの曲線加工に最適な「重ね式曲線偏光板加工機MC12-1型」を出展し、デモ運転を実施したほか、世界シェアナンバー1の偏光板・導光板加工機や、樹脂板加工に最適なマシニングセンタなどを紹介したことから、同社に対する関心が高まる可能性がある。

足元の業績は、今2019年3月期売上高70億円(前期比74.8%増)、営業利益18億円(同4.7倍)、経常利益18億7000万円(同4.3倍)、純利益13億5000万円(同3.2倍)と27年ぶりに営業最高益更新を見込む。配当は(第2四半期末3円、期末70円)を予定している。※18年10月1日付で普通株式10株を1株に株式併合を実施済み。

■売り圧力少なく上値を伸ばす余地あり

株価は、1991年高値17300円から2002年安値930円と調整、09年安値1130円と売り直されて二番底形成から上昇。18年8月9日に上値抵抗線の06年高値5080円を突破し、5660円と買われた後、10月31日に昨年来安値4110円まで調整し、初押し完了から12月28日に昨年来高値6460円と上昇している。

需給面では、外国人持株比率が3.6%と低く外部環境の影響を受けにくいことから、売り圧力が少なく上値を伸ばす余地がある。日経平均平均株価が終値で3万8915円の最高値をつけた1989年の2年後の1991年に17300円の高値をつけた経緯があるほか、今期予想PER5倍台・PBR0.82倍と割安感があり、出遅れ感から水準訂正高が続くと期待したい。(株式評論家・信濃川)

 

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