フロンティア・マネジメントは底値圏、19年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 フロンティア・マネジメント<7038>(東マ)は、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、企業再生などを主力とする総合コンサルティングファームである。19年3月期大幅増収増益予想である。株価は地合い悪も影響して水準を切り下げたが、IPO時の高値から3分の1水準で底値圏だろう。

■総合コンサルティングファーム

 18年9月東証マザーズに新規上場した。経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、企業再生などを主力とする総合コンサルティングファームである。多様なプロ人材によるワンストップ型企業支援を特徴として、Bloomberg「日本M&Aマーケットレビュー アドバイザー・ランキング」11年~17年累計取引件数で国内6位の実績を有している。

■19年3月期大幅増収増益予想

 19年3月期の連結業績予想(11月14日に上方修正)は、売上高が18年3月期比16.7%増の45億30百万円で、営業利益が2.4倍の6億円、経常利益が2.4倍の6億08百万円、純利益が2.8倍の4億円としている。M&A案件の成約が想定を上回り、大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が35億30百万円、営業利益が5億82百万円、経常利益が5億85百万円、純利益が3億68百万円だった。各利益は通期予想をほぼ達成している。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪も影響して12月26日に2601円まで下押したが、IPO時の10月4日高値7990円から3分の1水準で底値圏だろう。12月28日の終値は2950円、今期予想連結PERは約19倍、時価総額は約84億円である。

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