【株式市場】日経平均は一時290円高、先物市場でヘッジを外す動きが増えた様子で3日続伸

株式

◆日経平均は2万427円06銭(223円02銭高)、TOPIXは1535.11ポイント(16.68ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億751万株

チャート13

 1月9日後場の東京株式市場は、株価指数の先物が13時にかけて一段と強含み、これまで全体相場の不透明感をヘッジしていた向きの買い戻しが増えているとされ、日経平均も前場の高値を超えて290円31銭高(2万494円35銭)まで上げた。大引けも223円高となり3日続伸。一昨日の477円高、昨日の166円高に続いて回復基調を強めた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、「小型株を中心に必ずしも最新ではない材料が蒸し返されて急伸する銘柄が目立つ」(市場関係者)とされ、資金が復活蘇生してきたとの見方が出ていた。プレミアグループ<7199>(東1)は新株予約権を発行後の下値もみ合いを抜け出すような急伸となり、セグエグループ<3968>(東2)は3ヵ月ぶりの水準を回復。サンバイオ<4592>(東マ)は7日発表の補助金受領が連日材料視され初の1万円大台に乗り、大塚家具<8186>(JQS)は12月の業務提携に続き遠からず資本提携に進む期待が言われて再び急伸。

 東証1部の出来高概算は13億751万株(前引けは6億3618万株)、売買代金は2兆3104億円(同1兆826億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は1202(同1324)銘柄、値下がり銘柄数は861(同716)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、パルプ・紙、精密機器、水産・農林、食料品、機械、ゴム製品、電力・ガス、非鉄金属、サービス、石油・石炭、その他製品、などとなった。(HC)

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