JFEシステムズの第3四半期は「JFEスチール製鉄所システムリフレッシュの遂行」等を推進したことで増収大幅増益

■11月にERPトータルソリューション統合ブランドである「SIDEROS」を立ち上げる

 JFEシステムズ<4832>(東2)は25日、今期19年3月期第3四半期を発表した。今期は、「JFEスチール製鉄所システムリフレッシュの遂行」、「ソリューション事業の拡大」、「基盤サービス事業の拡大」を推進するとともに、一般顧客向けの基幹事業である製造、金融業界向け事業や自社プロダクト事業の強化に取り組んだ結果、第3四半期は増収大幅増益となった。

 トピックスとしては、11月にソリューション事業の拡大の一環として、ERPトータルソリューション統合ブランドである「SIDEROS」を立ち上げたことである。「SIDEROS」は、同社がこれまで個別ブランドとして自社開発してきたERPテンプレート群と周辺ソリューションで構成される。

 その結果、19年3月期第3四半期連結業績は、売上高308億12百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益25億33百万円(同25.7%増)、経常利益25億19百万円(同24.1%増)、純利益16億91百万円(同152.9%増)となった。最終利益が大幅増益となったのは、前期に特損7億33百万円を計上した影響によるもの。

 通期連結業績予想については、計画を上回るペースで推移していることから10月25日に通期業績予想と期末配当の上方修正を発表している。

 ちなみに、上方修正された今期通期連結業績予想は、売上高430億円(前期比6.7%増)、営業利益31億20百万円(同11.2%増)、経常利益31億円(同10.0%増)、純利益20億40百万円(同66.8%増)を見込む。

 配当は、当初70円を予定していたが、10月25日に75円に上方修正された。前期50円であったので、25円の増配となる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る