Ｈａｍｅｅは売り一巡感、１９年４月期増収増益・増配予想
- 2019/1/29 05:41
- 株式投資ニュース
Ｈａｍｅｅ＜３１３４＞（東１）は、スマホ・タブレット向けアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、クラウド型ＥＣ事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。１９年４月期増収増益・増配予想である。株価は第２四半期累計の２桁営業減益を嫌気して１２月の戻り高値圏から急反落したが、売り一巡感を強めている。反発を期待したい。
■コマース事業を主力にプラットフォーム事業も展開
スマホ・タブレット向けのクセサリーを販売するコマース事業を主力として、ＥＣ自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によるクラウド型ＥＣ事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。収益面では、スマホ新機種発表やクリスマス需要などの影響で、第１四半期の構成比が小さく、第３四半期の構成比が高くなる季節特性がある。
１８年４月ＥＣ事業者向けコンサルティング会社のＪＳコンサルティングを子会社化（Ｈａｍｅｅコンサルティングに商号変更）した。１８年８月韓国子会社がＰＮＳ社のモバイルアクセサリー事業を譲り受けた。１月９日にはＩｏＴ事業に参入し、第一弾として音声メッセージロボットを発売すると発表した。
■１９年４月期増収増益・増配予想
１９年４月期連結業績予想は、売上高が１８年４月期比８．９％増の１０２億１４百万円、営業利益が１．７％増の１４億０３百万円、経常利益が９．８％増の１３億９１百万円、純利益が１２．２％増の９億７９百万円としている。配当予想は１円増配の年間６円５０銭（期末一括）としている。
第２四半期累計は、売上高が前年同期比１０．２％増収、営業利益が１５．２％減益、経常利益が０．２％減益、純利益が８．５％増益だった。コマース事業、プラットフォーム事業とも好調に推移して２桁増収だが、新サービス関連の先行投資負担で２桁営業減益だった。
第２四半期累計の進捗率は売上高４５．４％、営業利益３３．２％だが、第１四半期の構成比が小さく、第３四半期の構成比が高い季節特性がある。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は売り一巡感
株価は第２四半期累計の２桁営業減益を嫌気して１２月の戻り高値圏１８００円台から急反落し、１月１１日の８７５円まで下押したが、その後は９００円近辺で推移して売り一巡感を強めている。反発を期待したい。１月２８日の終値は８９８円、今期予想連結ＰＥＲは約１５倍、時価総額は約１４４億円である。
関連記事
ピックアップ記事
-
■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成ＡＩを４月から順次提供 ＥＬＹＺＡとＫＤＤＩ＜… -
■優勝への軌跡と名将の言葉 学研ホールディングス＜９４７０＞（東証プライム）は３月１４日、阪神タ… -
2024/3/11
任天堂が「スーパーマリオ」新作アニメ映画の制作を発表、２０２６年４月公開予定！■新たな映画プロジェクトを発表 任天堂は３月１０日、イルミネーション（本社：米国カリフォルニア州…
