オンコリスバイオファーマは後場一段高、サンバイオの影響を早々と離脱

株式市場 銘柄

■バイオ創薬株は割り切って「夢」を買うものだとの見方が

オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は1月31日の後場一段と反発幅を広げ、14時30分を過ぎて11%高の1124円(110円高)まで上げている。昨30日はサンバイオ<4592>(東マ)の臨床評価項目の未達発表を受けた急落が影響してバイオ創薬株が軒並み下げたが、オンコリスバイオファーマには、腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」に対する期待があり、「押し目買い」「突っ込み買い」の強さを見せつける形になっている。

 同社の「テロメライシン」については、同社の浦田社長談として、1月30日付の日刊薬業(発行:株式会社じほう)が、「2019年下期に(中略)臨床第2相(P2)試験を(中略)計画している」と伝えた。適応症は食道がんになるもよう。バイオ創薬株には、サンバイオのようなケースがないとは限らないが、夢の新薬開発に取り組む企業を応援する気持ちで、割り切って「夢」を買うものだとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る