霞ヶ関キャピタルは底値圏、自然エネルギー事業と不動産コンサルティング事業が2本柱

株式市場 銘柄

 霞ヶ関キャピタル<3498>(東マ)は18年11月東証マザーズに新規上場した。自然エネルギー事業と不動産コンサルティング事業を2本柱としている。19年8月期大幅増収増益予想である。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から3分の1水準で底値圏だろう。

■自然エネルギー事業と不動産コンサルティング事業が2本柱

 18年11月東証マザーズに新規上場した。自然エネルギー事業(太陽光発電施設の開発・運営・売電など)と不動産コンサルティング事業(ホテル開発、空家再生、保育園開発など)を2本柱として、ショッピングセンター事業(ショッピングセンター運営、地方商業施設のアセットマネジメント業務サポートなど)も展開している。

■19年8月期大幅増収増益予想

 19年8月期の非連結業績予想は、売上高が18年8月期比90.8%増の77億08百万円、営業利益が73.1%増の6億40百万円、経常利益が49.8%増の5億12百万円、純利益が51.8%増の3億46百万円としている。

 大幅増収増益予想である。事業別売上高の計画は、自然エネルギー事業が保有5施設の売電収入などで2.0倍の40億47百万円、不動産コンサルティング事業が投資用不動産売買などで83.4%増の30億07百万円、ショッピングセンター事業が61.0%増の6億54百万円としている。

 第1四半期は売上高が1億67百万円、営業利益が1億80百万円の赤字、経常利益が1億86百万円の赤字、純利益が1億30百万円の赤字だったが、通期では好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価はIPO時の11月28日高値7200円から12月26日安値2334円まで下落した。その後は3000円近辺で推移している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から3分の1水準で底値圏だろう。1月31日の終値は2800円、今期予想PERは約11倍、時価総額は約38億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る