綿半HDは昨年来安値水準から反発、3Q決算をテコ3月期通期業績の4期連続過去最高更新を見直し売られ過ぎ訂正

編集長の視点

綿半ホールディングス<3199>(東1)は、前日4日に28円高の1978円と5営業日ぶりに反発して引け、昨年12月25日につけた昨年来安値1926円に並ぶ安値水準から出直る動きを強めた。同社株は、今年1月30日に今2019年3月期第3四半期(2018年4月~12月期、3Q)決算を発表、9カ月累計では、2ケタの減益転換となったが、3カ月決算では、前第2四半期(2018年4月~9月期、2Q)業績対比では、増収増益で着地していることを手掛かりに3月通期業績が、4期連続の過去最高更新と予想されていることを見直し、売られ過ぎ訂正買いが再燃した。昨年11月の岐阜県初出店の「スーパーセンター可児店」や同12月に連結子会社化した通販サイト運営のアベルネット(東京都台東区)が、3Q業績ばかりか月々の月次売り上げにも寄与してきたことなどが要因で、今期・来期業績への期待も高めている。

■子会社化したアベルネットが3Q業績にも月次売り上げにも早くも上乗せ

 同社の今期3Q業績は、9カ月累計では売り上げが前年同期比1.2%増と続伸したものの、利益は、16.8%営業減益、15.0%経常減益、11.7%純益減益と減益転換して着地した。建設事業のセグメント利益は20.2%増、貿易事業も同じく7.2%増と好調に推移したが、主力の小売り事業で商品共通化に伴う在庫処分の実施、可児店出店や富士河口湖店の全面リニューアル、アベルネット買収などの投資費用が重なりセグメント利益が、同27.7%と落ち込んだことが要因となった。

 ただ3Qの3カ月決算を前2Qの3カ月業績と比較すると、売り上げは12%超、利益は、17%~21%それぞれ上回って着地した。可児店、富士河口湖店の寄与のほか、20億6500万円で全株式を取得したインターネット通販で20年の実績のあるアベルネットの一部上乗せがあったことなどによる。月次の全店売り上げでも、12月にアベルネットのグループ入りも加わり前年同月比11.2%増と2017年12月以来1年ぶりにプラス転換した。

 このため今3月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ1028億1000万円(前期比0.4%増)、営業利益24億4100万円(同4.1%増)、経常利益24億400万円(同4.1%増)、純利益15億3600万円(同3.6%増)と見込み、4期連続の過去最高更新となる。配当も、前期は普通配当27円に創業420周年の記念配当5円を上乗せして年間32円(前々期実績26円)と大幅増配し、今期は年間32円を継続、普通配当は連続増配を予定している。 

■25日線から6%超のマイナスかい離と売られ過ぎで1月高値抜けから昨年11月高値を目指す

 株価は、昨年11月に可児店オープンで2809円、12月にアベルネットの株式取得発表で2750円とそれぞれ好材料に反応して上値を伸ばしたが、日経平均株価が一時、1万9000円台を割る全般相場の急落に巻き込まれて昨年来安値1926円へ急落した。同安値からは、売られ過ぎとして売り方の買い戻しも加わって今年1月7日の2275円高値まで350円高し、足元ではほぼ往って来いとなっている。25日移動平均線からは6%超のマイナスかい離と売られ過ぎは明らかで、株不足で逆日歩のつく信用好取組もサーポート材料に底上げに再発進、今年1月高値抜けから昨年11月高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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