【株式市場】日経平均は一時208円安となるがSQ直前の圧迫とされ持ち直す

株式

◆日経平均は2万736円89銭(137円17銭安)、TOPIXは1567.17ポイント(14.96ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億2562万株

チャート9

 2月7日(木)前場の東京株式市場は、四半期決算の発表がヤマ場を迎える中で、新日鐵住金<5401>(東1)パナソニック<6752>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)など、主力銘柄に業績見通しの減額修正が目立つとされ、日経平均は61円安で始まり10時過ぎに208円55銭安(2万665円51銭)まで下押す場面があった。もっとも、この下げは明日のオプションSQ算出を前にした指数先物の影響が大との見方もあり、前引けは137円17銭安(2万736円89銭)と持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 第3四半期の営業利益2ケタ増となった富士急行<9010>(東1)が活況高となり、「富士急ハイランド」の入園無料化が奏功したとの見方で注目を集め、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は自社株買いが好感されて17%高。アゼアス<3161>(東2)は豚コレラ拡大が思惑材料とされて急伸。サンバイオ<4592>(東マ)は2日続けて大きく持ち直し、GMOペパボ<3633>(JQS)は12月決算の大幅増益と今期予想が注目されストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億2562万株、売買代金は1兆3047億円。1部上場2127銘柄のうち、値上がり銘柄数は359銘柄、値下がり銘柄数は1696銘柄。また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、情報・通信の1業種のみだった。(HC)

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