MCJは戻り歩調、19年3月期増収増益予想で3Q累計2桁増益と順調

株式市場 銘柄

 MCJ<6670>(東2)はパソコン関連事業を主力として、eスポーツ分野への関与も強化している。19年3月期増収増益予想である。そして第3四半期累計は2桁増益と順調だった。株価は12月安値から切り返して戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■パソコン関連事業が主力

 パソコン関連事業(普及モデルmouseブランドパソコン、クリエイター向けパソコンDAIV、ゲーミングパソコンG=Tune等の受注生産、iiyamaブランドモニタの欧州販売など)を主力として、総合エンターテインメント事業(aprecioブランドの複合カフェ店舗運営)も展開している。

 成長戦略として、パソコン関連事業の収益力強化に向けた積極先行投資を継続し、eスポーツ分野への関与も強化している。

■19年3月期増収増益予想で3Q累計2桁増益と順調

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.3%増の1311億円、営業利益が5.8%増の90億円、経常利益が1.8%増の89億円、純利益が2.4%増の59億50百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比9.6%増の986億80百万円、営業利益が14.3%増の68億38百万円、経常利益が13.9%増の68億58百万円、純利益が19.3%増の48億29百万円だった。

 パソコン関連事業が好調に推移し、保有不動産売却の反動影響を吸収して増収・2桁増益だった。売上高、利益とも過去最高を更新した。通期予想に対する進捗率は売上高75.3%、営業利益76.0%、経常利益77.1%、純利益81.2%と順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は12月安値579円から切り返して戻り歩調だ。2月5日には781円まで上伸した。出直りを期待したい。2月8日の終値は763円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約776億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る