ソレイジア・ファーマは今期、国内で「エピシル」本格化し中国での「SP-01」販売開始も想定

◆売上高に相当する売上収益は前期比57%増から5.3倍を見込む

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)の2018年12月期の連結業績(IFRS:国際会計基準)は、新薬開発の各段階で個々に発生するマイルストン収入の変動などにより、売上高に相当する売上収益は前期比22.4%減の3.18億円となった。

 しかし、18年5月には、日本国内で開発品「SP-03」(国内販売名「エピシル・口腔用液」:がん等の化学療法や放射線療法に伴う口内炎で生じる口腔内疼痛の管理及び緩和、以下「エピシル」)が発売開始になり。18年7月には、中国で開発品「SP-01」(がん化学療法に伴う悪心・嘔吐の経皮吸収型制吐剤:中国販売名「善可舒」)の承認を得るなど、大きな前進があった。研究開発費は14.6億円(前期比6.9億円の増加)。「SP-01」「SP-03」の無形資産償却費4.5億円などがあり、親会社の所有者に帰属する当期利益は24.22億円の赤字(同1.4億円の増加)だった。公募増資により32.9億円の資金を調達した。

◆日本で事業化した「SP-03」の中国での承認取得も進める

 これに対し、今期・19年12月期の見通しは、日本での「SP-03」の販売本格化や、「SP-01」の中国での販売開始(19年第1四半期の予定)などを前提に、爆発的に増加して売上収益は5.0億円(前期比57%の増加)から17.0億円(同5.3倍)のレンジ予想とする。(HC)


◆「SP-02」「SP-04」の国際共同臨床試験も進展

 並行して、引き続き医薬品開発パイプラインの強化と事業化にも注力し、日本国内およびアジア向けとしては、「SP-02」(新規化学療法剤、予定効能・効果:末梢性T細胞リンパ腫など)の国際共同第2相臨床試験(最終試験)の終了(19年内を予定)、「SP-04」(細胞内スーパーオキシド除去剤、予定効能・効果:がん化学療法に伴う末梢神経障害)の国際共同第3相臨床試験推進(2020年終了予定)などを推進する。また、巨大市場の中国向けでは、日本で事業化が完了した「SP-03」の中国での承認取得(19年上期を予定、販売開始は19年下期を予定)、などを推進する。研究開発費は15.0億円を予定。

 新薬の販売初期段階で要する先行費用や、中国市場での販売体制の構築に要する費用などが見込まれるため、親会社の所有者に帰属する当期利益は20億円の赤字から30億円の赤字を想定する。(HC)

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