【株式市場】東アジアの経済発展への期待も出て日経平均は一時129円高まで上げ反発

株式

◆日経平均は2万1556円51銭(107円12銭高)、TOPIXは1620.42ポイント(3.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3574万株

チャート4 2月27日(水)後場の東京株式市場は、昼休みの時間帯にトランプ大統領が「北朝鮮、非核化すればベトナムのような繁栄可能」とツイッターに投稿したと伝わり、東アジアの経済発展への期待から、日経平均は前引けの水準(103円83銭高の2万1553円22銭)を上回って始まった。川崎近海汽船<9179>(東1)は一気に前日比プラス圏に急浮上。日経平均は14時30分過ぎに前場の高値を上回り129円42銭高(2万1578円81銭)まで上げた。大引けも107円高となり前日比で反発した。東証2部指数、日経JASDAQ平均も反発し、マザーズ指数は8日続伸。

 後場は、三菱重工業<7011>(東1)が業績見通しの増額修正を材料に意外と軽快とされて一段ジリ高。サンコーテクノ<3435>(東2)は第3四半期の2ケタ増益や航空会社向けのアルコール検知器が材料視されて一段ジリ高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメライシン」との併用で「12人中8人でがんが消え」などとの新聞報道への注目が再燃とされて急反発。ラクオリア創薬<4579>(JQG)は今期黒字化の見込めるバイオベンチャーである点やチャート妙味からの出遅れが言われて再び急伸。

 27日、新規上場となった東海ソフト<4430>(東2、名2)は買い気配で始まり、後場、12時56分に公開価格1500円を91%上回る2872円で初値が付き、その後2969円まで上げて終値は2469円となった。

 東証1部の出来高概算は12億3574万株(前引けは5億654万株)、売買代金は2兆3924億円(同9368億円)。1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は1153(同1111)銘柄、値下がり銘柄数は893(同901)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、建設、不動産、その他製品、小売り、海運、その他金融、石油・石炭、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る