シップヘルスケアホールディングスは高値に接近、19年3月期営業微減益予想だが20年3月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 シップヘルスケアホールディングス<3360>(東1)は、トータルパックプロデュース事業、メディカルサプライ事業、ライフケア事業、調剤薬局事業を展開している。19年3月期は営業微減益予想だが、20年3月期の収益拡大を期待したい。株価は18年11月高値に接近している。上値を試す展開を期待したい。

■医療機器・設備や診察材料の販売、老人ホーム、調剤薬局などを展開

 医療機器・設備の販売・リース・工事などのトータルパックプロデュース事業、診察材料・医療機器の販売・物品管理などのメディカルサプライ事業、老人ホーム運営などのライフケア事業、および調剤薬局事業を展開している。

■19年3月期営業微減益予想だが20年3月期の収益拡大期待

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比3.4%増の4400億円、営業利益が4.2%減の175億円、経常利益が6.0%減の178億円、純利益が1.4%増の105億円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.3%増の3171億09百万円、営業利益が9.2%減の104億96百万円、経常利益が8.6%減の109億91百万円、純利益が5.7%減の66億07百万円だった。メディカルサプライ事業はSPD施設運営効率化で15.2%増益、ライフケア事業は入居率積み上げで87.6%増益だったが、トータルパックプロデュース事業が一部メーカー系が低調に推移して27.8%減益、調剤薬局事業が調剤報酬改定影響で26.9%減益だった。

 第3四半期累計の進捗率は売上高72.1%、営業利益60.0%である。19年3月期は営業微減益予想だが、20年3月期の収益拡大を期待したい。

■株価は高値に接近

 株価は1月4日の直近安値3795円から切り返して戻り高値圏だ。3月4日には4400円まで上伸して18年11月高値4580円に接近している。上値を試す展開を期待したい。3月5日の終値は4350円、今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約2211億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る