アスカネットは第3四半期の2ケタ増益など好感され大きく出直る

株式市場 銘柄

■フォトアルバムはまっ平らに開くフルフラットタイプで差別化

 アスカネット<2438>(東マ) は3月7日、大きく出直り、朝方に5%高の1347円(64円高)まで上げて出来高も急増している。6日の取引終了後、2019年4月期・第3四半期の連結業績を発表し、18年5月~19年1月累計の営業利益が前年同期比15.7%増加したことなどが好感されている。

 フォトアルバム制作やメモリアルデザインサービス、空中結像技術のエアリアルイメージング事業などを行い、売上高は同5.6%増加して46.76億円となり、純利益は同16.1%増加して4.79億円となった。

 パーソナルパブリッシングサービス事業では、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案し、まっ平らに開くフルフラットタイプを新製品として投入したことが奏功し、一般消費者向けの売上高が上昇基調となった。また、SNSの活用も進め、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントを制作するOEM供給事業も順調に伸長した。

 メモリアルデザインサービスは、景気動向に左右されにくい葬祭市場を対象に安定推移した。写真加工にとどまらず、ITテクノロジーを活用した「葬テック」の一つとして、喪主と会葬者を繋ぐサービス「tsunagoo(つなぐ)」なども提供する。

 この主力2事業に加え、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業という、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開している。(HC)

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