【株式市場】円安基調が一服し日経平均は一時158円安となるが次第に持ち直す

株式

◆日経平均は2万1528円38銭(56円12銭安)、TOPIXは1608.90ポイント(4.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億5722万株

チャート14

 3月19日(火)前場の東京株式市場は、このところの円安基調が一服気味になり、米シカゴ市場で取引されている日経225種先物が前日の東証の日経平均を100円ほど下回ったことなどが言われ、日経平均は取引開始後に158円71銭安(2万1425円79銭)まで下押した。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)などは堅調なまま10時にかけて上げ幅を広げたため、日経平均も10時30分過ぎに1円5銭高まで浮上した。前引けは56円12銭安(2万1528円38銭)。東証2部指数、マザーズ指数も安いが、日経JASDAQ平均は高い。

ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が東証1部の値上がり率トップとなり、株主の投資ファンドが保有目的を純投資から重要提案を行う方針に変更したとされ思惑沸騰。アマテイ<5952>(東2)レオパレス21<8848>(東1)のアパートの施工不備問題を巡る第三者委員会の中間報告などが材料視されて再び活況高。シルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東マ)は香港のAI・機械学習ベンチャーとの業務提携が注目されてストップ高。プロトコーポレーション<4298>(JQS)は6月で設立40周年のため期待する様子があるとされ6日続伸。

 19日は、3銘柄が新規上場となり、KHC<1451>(東2)は戸建て住宅の設計・施工などを行い、9時6分に公開価格850円を2%下回る832円で初値を付けた。その後は841円から821円の間で売買をこなし、前引けは822円。

ミンカブ・ジ・インフォノイド<4436>(東マ)は、金融・経済関連情報の提供に特化したB2Cのメディア事業、およびB2B・B2B2Cのソリューション事業を展開し、9時56分に公開価格1050円を33%上回る1400円で初値を付けた。その後1442円まで上げ、前引けは1360円。

コプロホールディングス(コプロHD)<7059>(東マ・名セ)は、建設業界を中心とした人材派遣事業を行い、マザーズ市場では9時22分に公開価格2090円を14.6%上回る2395円で初値を付けた。その後2438円まで上げ、前引けは1360円。

 東証1部の出来高概算は5億5722万株、売買代金は9204億円。1部上場2135銘柄のうち、値上がり銘柄数は531銘柄、値下がり銘柄数は1522銘柄となった。(HC)

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