【株式市場】配当・優待の買付期限で全体に買い気が強く日経平均は一時483円高と大幅反発

株式

◆日経平均は2万1428円39銭(451円28銭高)、TOPIXは1617.94ポイント(40.53ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億4104万株

チャート2

 3月26日(火)後場の東京株式市場は、昼頃に強含んだ円相場が再び円安気味になり、キヤノン<7751>(東1)などが一段と強含み、3月期末の配当・優待の権利付き最終日(買付期限)とあって、明治HD<2269>(東1)JR東日本<9020>(東1)などがジリ高傾向を続けた。日経平均は前引けの385円高に対し399円高で始まり、ほぼジリ高傾向を続けて14時半頃に483円88銭高(2万1460円99銭)まで上げた。昨25日の650円安の7割強を回復した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、クリナップ<7955>(東1)が一段強い動きを見せ、enish<3667>(東1)は新作ゲームの未来型アクションRPG『ProjectVGAME(仮)』公式サイト公開が注目されて一段高。川崎近海汽船<9179>(東2)は配当妙味に加え内航貨物船の輸送量回復などが言われて戻り高値。AmidaHD<7671>(東マ)はゴム印やスタンプなどで新元号関連妙味が言われて再び急伸。オプトエレクトロニクス<6664>(JQS)は第1四半期決算の爆発的な利益拡大が注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億4104万株(前引けは7億4163万株)、売買代金は3兆2338億円(同1兆3660億円)。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は2001(同2007)銘柄、値下がり銘柄数は116(同107)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けも全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、陸運、その他製品、金属製品、倉庫・運輸、建設、医薬品、機械、その他金融、卸売り、パルプ・紙、食料品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る