【銘柄フラッシュ】ピーエイなど急伸しマルマエなど半導体製造関連株も高い

株式市場 銘柄

 4月3日は、株価ひとケタ銘柄を除くとマルマエ<6264>(東1)が9.5%高となって東証1部の値上がり率トップとなり、米国の半導体株高などを受けて半導体関連株が総じて強かったことや、3月16日に発表した2月の月次動向で、製造装置関連事業の受注動向について「メモリ向けの投資についても再開の兆しが見え始め」「特に、停止していた3D・NAND向けの設備投資に複数社で再開の動き」などとした点が注目されて戻り高値を更新。

 ジャパンマテリアル<6055>(東1)は9.0%高となって年初来の高値を更新。半導体や液晶製造用の特殊ガス供給装置とガスを製販するため、半導体関連株高に連動の見方。帝国電機製作所<6333>(東1)も主力のキャンドモーターポンプの需要回復などが期待されて8.9%高となり戻り高値を更新。

 ピーエイ<4766>(東2)は24.4%高となり急反発。今12月期な完全黒字化の見込みで特有の値幅妙味があるとされ、2月に仕込んだ向きが3月に入って値幅狙いの動きを強めてきたとの見方。三社電機製作所<6882>(東2)東邦化学工業<4409>(東2)も半導体製造に関連するため各々7.9%高、10.6%高。

 Amazia<4424>(東マ)はストップ高の503円高(3210円、基準値から500円高、18.6%高)となり上場来の高値を更新。2009年10月1日の設立で今秋10周年になり、業績も連続最高益の見込みのため初配当の見込みが大と期待する様子が。ヒューマン・アソシエイツ・HD<6575>(東マ)は17.5%高となり、企業・団体のメンタルヘルスケアが働き方改革につながるとされて一段高。

 細谷火工<4274>(JQS)は14.1%高となり、北朝鮮が長距離ミサイル発射場の整備を終えたと伝えられ、防衛関連株の一角として注目再燃。ルーデンHD<1400>(JQS)は13.2%高となり、マンション室内工事などとともに、不動産を「ビットコインで決済可能とする決済スキーム」の構築なども行うため、このところトルコ通貨安などを受けて仮想通貨の相場が持ち直してきたことなどが材料視されていた。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る