【株式市場】先物主導で全体に高く日経平均は15年ぶりの2万円に迫る

◆日経平均の終値は1万9937円72銭(147円91銭高)、TOPIXは1594.19ポイント(5.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億8784万株

チャート11 9日後場の東京株式市場は、引き続き日経平均の2万円乗せが意識され、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)などの個別株が高いだけでなく、株価指数の先物を買う動きが活発なようで、日経平均は2000年以来の高値を連日更新しながら167円51銭高(1万9957円32銭)まで上げた。TOPIXは2007年以来の高値を約1カ月ぶりに更新し、JPX日経400は2014年1月の算出開始後の高値に進んだ。

 日産自動車<7201>(東1)がSMBC日興証券による目標株価の引き上げなどを材料に出直りを強め、楽天<4755>(東1)は日本郵便との受け取り用ロッカー試験導入などが材料視されて高値を更新し、三井不動産<8801>(東1)などの大手不動産株は都心部のオフィス空室率の低下などが好感されてしっかり。業績予想を増額したファーストブラザーズ<3454>(東マ)は急伸。ソフトフロント<2321>(JQS)は日本郵便との電子私書箱への期待が再燃して急反発。

 東証1部の出来高概算は19億8784万株(前引けは10億2492万株)、売買代金は2兆3497億円(同1兆1318億円)。1部上場1878銘柄のうち、値上がり銘柄数は786(同767)銘柄、値下がり銘柄数は938(同952)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は24業種(同22業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他金融、食料品、医薬品、小売り、サービス、精密機器、ゴム製品、水産・農林、鉄鋼、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る