パイプドHDの今期20年2月期連結業績予想は、前期の大幅減益から一転、V字回復の大幅増収増益を目指す

■今期は人材投資や開発投資等の先行投資の収穫期

 パイプドHD<3919>(東1)の今期20年2月期連結業績予想は、前期の大幅減益から一転、V字回復の大幅増収増益を目指す。

 10日引け後に発表された19年2月期連結業績は、売上高54億19百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益3億94百万円(同47.5%減)、経常利益3億90百万円(同47.9%減)、純利益1億40百万円(同69.3%減)であった。

 大幅減益となった要因は、グループ採用で獲得した人材の現場への配属が進んでいるが、業績貢献に想定より時間がかかったことや、人員増加に伴う賃料等の販管費負担が増加したことを挙げている。

 しかし、今期20年2月期については、3か年計画である「中期経営計画2020」の最終年度として結果を出す年と位置づけ、これまでに実施してきた人材投資や開発投資等の先行投資の収穫期として、新人研修や配属後の現場で培った技能、経験を活かした積極営業の展開、新たにローンチした各種サービスの拡販等によって、投資の成果を最大限に発揮し、業績を積み上げる計画。また、必要最低限のものを除き、新たな投資活動は極力控えるつもりであり、業績向上に強くこだわった経営姿勢で臨むとしている。

 その結果、今期20年2月期連結業績予想は、売上高65億円(前期比19.9%増)、営業利益12億円(同204.5%増)、経常利益11億90百万円(同204.7%増)、純利益7億円(同397.4%増)を見込む。

 なお、配当については、好業績が見込めることから年間配当21円(第2四半期末9円、期末12円)と9円の増配を予想している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る