ウィルグループは出直り期待、19年3月期増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ウィルグループ<6089>(東1)は、派遣・請負の人材サービスを展開している。需要が高水準に推移して19年3月期増収増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は3月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■派遣・請負の人材サービスを展開

 セールスアウトソーシング事業、コールセンターアウトソーシング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、介護ビジネス支援事業、海外HR事業、スタートアップ人材支援事業など、派遣・請負の人材サービスを展開している。

 19年1月にはHR領域の有望ベンチャーに投資する2号ファンドを設立、シンガポールの子会社WAPがシンガポールのCCGを子会社化した。19年4月にはWAPがオーストラリアのu&u他1社を子会社化予定である。

■19年3月期増収増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比26.3%増の1000億円、営業利益が7.5%増の26億円、経常利益が6.6%増の26億円、純利益が11.6%増の13億50百万円としている。需要が高水準に推移して増収増益予想である。なお19年3月期の有価証券報告書からIFRSを任意適用する。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比33.8%増の762億90百万円、営業利益が6.0%減の19億54百万円だった。営業減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高76.3%、営業利益75.2%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は3月の戻り高値1441円から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月10日の終値は1141円、今期予想連結PERは約19倍、時価総額は約253億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る