【新規上場(IPO)銘柄】グッドライフカンパニーは政令指定都市等を中心にさらなる事業エリアの拡大へ、25日移動平均線がサポート

株式市場 IPO 鐘

 グッドライフカンパニー<2970>(JQS)は、昨年12月17日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。同社グループは「いい住まいは、いい暮らしをつくる。いい暮らしは、いい人をつくる。」というスローガンのもと、不動産投資家(オーナー)に対し、主に投資用新築一棟賃貸マンションの用地仕入、企画、設計、施工、賃貸仲介、賃貸管理、売却(出口戦略)までのサービスをワンストップで提供する不動産投資マネジメント事業を行っている。
 同社グループは、資産形成・運用を考えているオーナーに対し、賃貸マンションの取得までをトータルでサポートする資産形成コンサルティングサービスを提供。主に福岡市内、熊本市内を中心に用地仕入、企画、設計を行い、自社賃貸マンションブランド「LIBTH」として販売している。

 「LIBTH」の商品ラインナップはRCマンションの「ハイクラス」、中規模RCマンションの「ミドルクラス」、木造アパートの「アパートタイプ」の3種類となっており、オーナーの資産規模、投資ニーズに応じた資産形成提案を行っているが、「ハイブリッドアパートメントホテル(HAH、商標登録出願中)」を新たに商品ラインナップへ追加し、同社グループにおいても 2020年12月期からHAHの運営事業を開始。オーナーに対し、より最適な資産形成提案を行っていくとともに、同社グループにおいても事業基盤拡大を図り、企業価値の向上を目指している。

 今2019年12月期第2四半期業績予想は、売上高10億2000万円(前年同期比53.4%減)、営業利益1億9500万円(同64.4%減)、経常利益1億8900万円(同67.2%減)、純利益1億1900万円(同68.6%減)を見込む。

 今19年12月期業績予想は、売上高36億6500万円(前期比23.9%増)、営業利益5億5600万円(同11.4%増)、経常利益5億5000万円(同4.2%増)、純利益3億4200万円(同0.9%減)を見込む。年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、昨年12月17日につけた上場来高値1963円から同26日上場来安値1288円まで調整を挟んで1月21日高値1596円と上昇。その後、1500円を軸にモミ合っていたが、4月8日高値1637円と買われた後、上げ一服している。福岡市及び熊本市を主要な事業エリアとしているが、今後は主要な政令指定都市等を中心にさらなる事業エリアの拡大、自社賃貸マンションブランド「LIBTH」に「HAH」を新たに商品ラインナップへ追加等、商品ラインナップの拡充を計画しており、成長が続く見通し。連続最高益更新見通しで、今期予想PER6倍台と割安感があり、25日移動平均線がサポートした感があり、5月14日に予定される今19年12月期第1四半期決算の発表を 前に1530円前後まで押す場面があれば、買いを考えたい。(株式評論家・信濃川)

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