インフォコムの今期20年3月期連結業績予想は前期に引続き最高益更新を見込み、2円増配を予想

■19年3月期の電子コミック配信サービスはデータ分析及び独占先行配信の効果もあり、ネットビジネスは大幅増収増益

 インフォコム<4348>(東1)の今期20年3月期連結業績予想は、前期に引続き最高益更新を見込み、2円増配を予想している。

 同社は、25日引け後に、19年3月期連結業績と共に今期20年3月期連結業績予想も発表した。

 今期20年3月期連結業績予想は、売上高570億円(前期比10.2%増)、営業利益78億円(同13.2%増)、経常利益78億円(同13.5%増)、純利益52億円(同8.7%増)を見込む。


 同社は、医療機関・製薬企業・介護事業者向けヘルスケア事業、一般企業向けSIのエンタープライズ事業、RPAとAIを活用したERPソフト「GRANDIT」や緊急連絡・安全確認サービスなどのITサービスと子会社アムタスの電子コミック配信サービス「めちゃコミック」、eコマース、女性向けや音楽系デジタルコンテンツを提供するネットビジネスを展開している。

 19年3月期のITサービス・セグメントの業績は、売上高は製薬企業向け事業が減収となったものの病院向け事業が順調に推移し、242億35百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は不採算案件による減益を病院向け事業が吸収し、24億87百万円(同1.1%増)と減収ながら増益となった。

 ネットビジネス・セグメントは、電子コミック配信サービスのデータ分析及び独占先行配信の 効果が発現し、更に第3四半期の広告強化も寄与し、売上高274億92百万円(同29.2%増)、営業利益 43億91百万円(同30.7%増)と大幅増収増益となった。

 その結果、19年3月期連結業績は、売上高517億28百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益68億89百万円(同18.2%増)、経常利益68億75百万円(同14.9%増)、純利益47億83百万円(同3.1%増)と前期に引続き最高益更新を達成した。

 今期については、中期経営計画(2017年4月~2020年3月)の基本方針 [成長の追求]、 [成長を支える経営基盤の継続的強化]の下、電子コミックとヘルスケアを重点事業と定め、主要施策を推進することで、最高益更新を見込む。

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