【注目銘柄】ファンデリーの19年3月期は最高益更新を達成、今期20年は売上高41.5%増の大幅増収で2ケタ増益を見込む

注目銘柄

■今期より3円の配当を開始

 健康弁当の宅配サービスを提供するファンデリー<3137>(東マ)は26日、19年3月期の発表と共に今期20年3月期業績予想を発表した。19年3月期連結業績は、増収増益で最高益更新を達成し、今期20年3月期業績予想の売上高は前期比41.5%増の大幅増収で2ケタ増益を見込む。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高48億02百万円(前期比41.5%増)、営業利益9億34百万円(同31.0%増)、経常利益7億83百万円(同12.0%増)、純利益5億01百万円(同13.5%増)と大幅増収2ケタ増益を見込む。

 好業績を見込むことから、今期より3円の配当を開始する。

 19年3月期連結業績を振り返ると、MFD(メディカル・フード・デリバリー)事業は、売上高29億75百万円 (前年同期比1.5%増)、セグメント利益7億41百万円(同10.3%増)と増収増益であった。

 マーケティング事業は、健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』の2誌による広告枠の販売、また、紹介ネットワークを活用した業務受託において複数の案件を獲得し、堅調に推移したことで、売上高は4億19百万円(同12.3%増)、セグメント利益3億09百万円(同11.1%増)と2ケタ増収増益。

 その結果、19年3月期連結業績は、売上高33億94百万円(同2.7%増)、営業利益7億13百万円(同9.9%増)、経常利益6億99百万円(同7.2%増)、純利益4億41百万円(同5.0%増)と増収増益で最高益更新となった。

 今期については、2017年10月31日に公表した「新工場建設に関するお知らせ」のとおり、初の生産拠点である新工場の建設に着手しており、今期に操業予定であり、事業構造をSPA(製造小売業)モデルへ転換し、商品の品質を向上させることで、今後の収益拡大を計画している。

 先述している通り、売上高が前期比41.5%増と急拡大することから、注目銘柄といえる。

 株価チャートは、安値圏で推移していることから、大幅増収と初配当を見直し反発が予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る