【話題株】スノーピークは「キャンピング」に「フィッシング」を加味、ティムコとの提携に注目強まる

■今期は3期ぶり最高益の見込み、今後のアウトドアシーンに相乗効果の期待

スノーピーク<7816>(東1)は2019年1月初の1200円台から4月下旬には1500円台まで回復した。キャンプ用品などのアウトドア製品、アパレル製品の開発・製造・販売を行い、前期・2018年12月期の業績が各利益とも黒字に転換。今期・19年12月期は全体に一段の拡大を見込み、連結純利益は前期比9.8%増の5.23億円を想定し、16年12月期以来3期ぶりに最高を更新することになる。

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 加えて、このところ注目された株価材料としては、釣り用品などのティムコ<7501>(JQS)との資本業務提携を4月10日付で発表したことが挙げられている。

 発表によると、両社の持つ「フィッシング」と「キャンピング」という専門分野において、それぞれの製品開発力、販売力、ブランド力を融合することにより、今後のアウトドアシーンに影響力を持ち、相乗効果を生み出すことが見込まれる、とのこと。両社の各店舗で相互に商品を販売するほか、両社のノウハウを生かした新製品の開発、フィッシングを主要なアクティビティーとする新たなキャンプ場の開発、などに取り組むという。キャンプと釣りは、かなり親和性のあるスポーツといえるため、株式市場関係者の間でも注目度は高いようだ。

 また、今回の提携では、スノーピークがティムコの主要株主・酒井貞彦氏からティムコ株式34万株(自己株式を除く発行株式数に対する割合13.73%)を立会外取引により取得する予定とした。中期的には、より連携を深める事業展開に発展する可能性が言われている。(HC)

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