ブラスは下値切り上げ、19年7月期営業・経常減益予想だが20年7月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ブラス<2424>(東1)は完全貸切型ゲストハウスでのウエディング事業を展開している。19年7月期は新規出店関連の費用が先行して営業・経常減益予想だが、20年7月期の収益拡大を期待したい。株価は下値を着実に切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■完全貸切型ゲストハウスでのウエディング事業を展開

 完全貸切型ゲストハウスでのウエディング事業を、東海地方を地盤として直営店で展開している。18年7月期末の店舗数は19店舗である。18年3月には大阪に出店して関西エリアに進出した。

 19年7月期の新規出店は3店舗(18年10月ビードレッセ浜松店、19年4月ブルーグレース大阪、6月浜松アーブルオランジュ)の計画である。また千葉県船橋市に関東エリア1号店の出店を決定(開業時期未定)した。

■19年7月期減益予想だが20年7月期の収益拡大期待

 19年7月期の非連結業績予想は、売上高が18年7月期比3.1%増の100億10百万円、営業利益が13.1%減の6億円、経常利益が13.5%減の6億13百万円、純利益が62.4%増の3億68百万円としている。

 純利益は減損損失が一巡して大幅増益だが、営業利益と経常利益は新規出店関連の費用が先行して減益予想としている。なお第2四半期累計の受注件数は、集客・受注体制強化で241件増加の1548件となった。20年7月期の収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は下値を着実に切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。5月8日の終値は629円、今期予想PERは約10倍、時価総額は約36億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る