Eストアーの19年3月期は営業利益5億15百万円、今期配当29円継続へ

■株主優待制度の拡充を実施

 Eストアー<4304>(JQS)は10日、19年3月期の連結業績及び配当予想を発表した。

 同社は2018年8月にクロストラスト社を設立し、連結子会社化したことで、今第2四半期から連結財務諸表を作成しているために、対前期増減率については記載していない。連結業績は予想を修正し、売上高は49億32百万円(当初予想比11.1%減)、営業利益は5億15百万円(同1.4%増)、経常利益は5億82百万円(同3.9%増)、純利益は億09百万円(同4.3%増)となった。

 事業別に見ると、販促サービスでは、前期の非連結業績との比較によると、売上高は11億89百万円(前期比5.2%増)だった。数値的には微増だが案件サイズが拡大。実態内容は2桁成長が続く。
 
 販促システムのEストアーコンペア―、Eストアークエリーは売り先のミスマッチなどが影響して売上高は13百万円だった。

 販売システムのショップサーブでは、店舗数より単価を重視した戦略をとり、累計顧客店舗数は未だ減少しているが、店舗当たりの流通額は8%増加した。これにより前年同期の非連結業績との比較でストック売上高(月間固定料金)は17億23百万円(同7.1%減)、フロウ売上高(商規模連動料金)は19億82百万円(同2.0%減)となった。

 20年3月期の業績予想は、売上高が50億47百万円(前期比2.3%増)、営業利益が3億47百万円(同32.7%減)、経常利益が3億84百万円(同34.1%減)、純利益が2億98百万円(同27.2%減)としている。

 同時に配当予想を発表し、従来未定としていた前期の期末一括配当を29円実施するとし、今期も29円を継続する予定とした。

 また、併せて株主優待制度の拡充を実施する。内容は、年1回(3月・クオカード500円分)から年2回(9月、3月・各クオカード1000円分)となる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る