【狙い場・買い場】ワッツは100円ショップ今期35店純増、PER11倍

狙い場・買い場

ワッツ<2735>(東1)は、12月4日(木)6円高(+0.70%)の864円と5営業日続伸している。今期増収増益を確保する見通しで割安感があり、下値不安が少ないことから注目したい。

同社は、日用品・雑貨の卸小売業(100円ショップ「ミーツ」、「シルク」)を運営している。今2015年8月期は100円ショップの純増35店舗を計画。既存店の積極的なリニューアルと海外事業をはじめとした新業態の拡大を図り、売上高は453億円(前期比4.0%増)、営業利益は17億9000万円(同0.3%増)、経常利益は18億円(同0.0%)、純利益は10億4000万円(同9.7%増)を予想。年間配当は15円を予定している。

中期事業計画では、地域特性に合わせたローコスト出退店、顧客サービスの質を維持したローコスト・お買い徳感のある実生活雑貨を中心とした品揃えを基本戦略に掲げ、2017年8月期売上高489億2000万円、営業利益21億5000万円、経常利益21億2000万円、純利益13億2000万円を目指している。

株価は、4月30日につけた年初来の高値1020円から10月17日安値816円まで調整。11月20日安値818円と売り直され下値を固め徐々に出直る動きとなっている。タイ、ベトナム、マレーシアでの出店ペースを加速、ペルーを起点とした海外の成長戦略に対する期待感がある。今期予想PER11倍台と割安感があり、上値抵抗線となる26週移動平均線を突破出来るか注目したい。(N)

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