フェローテックホールディングスの19年3月期は減収ながら増益

■今期20年3月期は増収増益を見込み、最終利益は特別損失が減少し大幅増益予想

 フェローテックホールディングス<6890>(JQS)の19年3月期は減収ながら増益となった。今期20年3月期は増収増益を見込み、最終利益については特別損失が減少することから大幅増益予想となっている。

 19年3月期は、半導体メーカーおよび製造装置メーカーで使用される石英製品、ファインセラミックスなどのマテリアル製品の販売が一定水準で推移した。電子デバイス事業の主力製品であるサーモモジュールは、自動車温調シート向けのほか、移動通信機器、医療検査・バイオ機器、理美容家電向けの販売が安定的に推移し、パワー半導体用基板も中国江蘇省に新工場が稼働したことから堅調に推移した結果、それぞれ計画を達成することができた。なお、太陽電池関連事業は、不採算となった自社販売から撤退し、OEMに特化するため、生産ラインから対象となる製造設備等を区分して減損処理を実施した。

 その結果、19年3月期連結業績は、売上高894億78百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益87億82百万円(同4.1%増)、経常利益80億60百万円(同12.6%増)、純利益28億45百万円(同6.3%増)と減収ながら増益となった。

 今期については、半導体等装置関連事業は、顧客からの需要が強い半導体製造プロセスに使用されるマテリアル製品に関し、製造ラインの増設を予定している。一方、中国半導体市場向けに8インチウエーハ加工の量産開始に加え、杭州において第2次ラインの工場が竣工する予定。 電子デバイス事業は、主力のサーモモジュールは、成長が見込める移動通信システムの通信機器用途、自動車温調シート用途、サブエアコン、ヘッドアップ・ディスプレイ、リチウム電池恒温用途、需要が安定的な民生品用途向けの販売を進めていく。なお、太陽電池関連事業は、同事業からの撤退に向け、人員の異動や製造装置等の最終処分などを実行し、構造改革を終息できるよう進めるとしている。

 その結果、20年3月期連結業績予想は、売上高920億円(前期比2.8%増)、営業利益88億円(同0.2%増)、経常利益81億円(同0.5%増)、純利益47億円(同65.2%増)と増収増益を見込む。

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