アイリッジの19年3月期売上高は堅調に推移、今期経常利益は2億50百万円予想へ

■22年3月期の売上高70億円、営業利益5億円を目指す

アイリッジ<3917>(東マ)は15日、19年3月期(連結決算に移行、決算期変更で18年8月~19年3月の8ヶ月の変則決算)の連結業績を発表した。連結子会社は電子地域通貨事業のフィノバレー、セールスプロモーションのDGマーケティングデザインである。

 売上高は32億61百万円、営業利益は12百万円、経常利益は12百万円、純利益は26百万円の赤字だった。

 売上高は、グループ化に伴い約3倍に拡大。月額報酬、アプリ開発、コンサル、プロモーション等ともに、堅調に推移した。O2Oソリューション「popinfo」のアプリマーケティング機能の強化、電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」の展開地域の拡大・機能拡張、不動産向けアプリの開発、VUIを活用したソリューションの開発・提供等、新サービスも含め売上拡大を進めている。 一方、利益面では事業拡大に対応する人材採用等の投資や業務資本提携後の投資、また新事業への投資によりコストが売上高の増加に先行している状況にある。

 同社の、popinfoを搭載したスマートフォンアプリの利用ユーザー数は、19年3月に約1億4000万ユーザーを超え、18年7月からの8カ月で約2500万増加し、順調に推移している。

 サービス別売上高は、月額報酬がロケーションビジネスの強化、popinfoのアプリマーケティング機能の強化により積上げを図り、4億10百万円。アプリ開発・コンサル等が28億51百万円だった。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高55億円、営業利益2億50百万円、経常利益2億50百万円、純利益1億20百万円を見込んでいる。

 また、中期計画では目標数値を設定。21年3月期の売上高は60億円、営業利益は4億円。22年3月期の売上高は70億円、営業利益は5億円としている。

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