【新規上場(IPO)銘柄】アルテリアは今期営業利益2ケタ増益を見込む、割安感に加え利回り妙味も増す

株式市場 IPO 鐘

アルテリア・ネットワークス<4423>(東1)は、昨年12月12日に東京証券取引所第一部に上場。同社は、独自色を持つ通信キャリアの一つ。自社回線を保有するとともに、他社回線も利用して、企業ごとのニーズにきめ細かく対応した通信サービスを提供している。インターネットサービス、ネットワークサービス、及びマンションインターネットサービスの各領域において、同社の強みを活かすことが可能で、高い成長が見込まれる分野やエリアでのサービス展開に経営資源を集中させ、サービスを拡大している。

 5月14日に発表した前2019年3月期業績実績は、売上高492億1900万円(前の期比3.4%増)、営業利益73億5800万円(同2.5%減)、経常利益68億7900万円(同3.7%減)、純利益45億7000万円(同0.9%減)に着地。

 今20年3月期は、インターネットサービスでの10G回線提供などの高品質サービスの拡販、ネットワークサービスでのセキュリティなどの付加価値提供の強化、マンションインターネットサービスでのオール光や10G回線提供などの高品質サービス提供および賃貸市場への拡販などの取り組み、通期売上高507億7800万円(前期比1.3%増)、営業利益83億7200万円(同13.8%増)、経常利益79億1200万円(同15.0%増)、純利益51億1900万円(同12.0%増)を見込む。年間配当予想は、配当性向50%の期末一括51.2円(同24.98円増)の増配を予定している。

 株価は、昨年12月26日につけた上場来安値982円から1月29日に上場来高値1450円と買い進まれた後、5月14日年初来安値997円まで調整し、往って来いから出直っている。大手通信キャリア各社が20年の実用化を目指す高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムを20年以降の成長機会と捉えており、同社の成長が続くと予想される。今期予想PER11倍台と割安感があり、配当性向5割で利回り4.5%と利回り妙味も増す。信用買残はやや多いが、戻り待ちの売りをこなし、リバウンド幅を広げるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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