レカムが大きく出直る、今期の収益一段と拡大する見込みで評価が再燃

株式市場 銘柄

■国内は地域別化などで生産性向上を図り海外は連結化効果を発揮

レカム<3323>(JQS)は5月22日の後場、11%高の130円(13円高)で始まり、大きく反発している。5月20日に行った第2四半期決算説明会の動画を21日付で同社ホームページにアップし、改めて注目し直されている。

 第2四半期決算は5月13日に発表し、期初からの累計業績(2018年10月~19年3月、連結)は、情報通信事業で子会社化した企業の寄与や、第2四半期から事業を開始したインドでの利益計上などもあり、売上高は前年同期比51.2%増加し、営業利益も同10.3%増加するなど、大幅な増収増益となった。売上高は4期連続の増収となり、各利益は2期連続の最高益更新となった。

 今9月期の連結業績予想は、純利益を据え置いた以外、増額修正し、営業利益は従来予想を4.2%引き上げて12.50億円の見込みとした。国内事業を地域別に会社再編することで営業生産性の向上を図るほか、連結事業の拡大により本社コスト負担などが大きく軽減する見通し。

 また、第2四半期から連結子会社化したマスターピース大連社(現レカム騰遠商務服務諮詢(大連)有限公司)の売上高が半期分、計上される予定であるほか、第2四半期より事業を開始したインド、第3四半期から事業を開始している台湾、M&Aにより第3四半期に連結子会社化するASEAN3カ国の法人も寄与する。事業規模が拡大することから、仕入量増大による原価の低減などが進む見込みだ。配当(期末一括)は前期比2倍の3.0円の予想とした。(HC)

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