フロンティアインターナショナルは底値圏、19年4月期利益横ばい予想だが20年4月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 フロンティアインターナショナル<7050>(東マ)は、イベント企画・制作会社としてプロモーション事業を展開している。19年4月期は利益横ばい予想だが、20年4月期の収益拡大を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。

■イベント企画・制作会社

 19年2月東証マザーズに新規上場した。イベント企画・制作会社として、プロモーション事業(イベントプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、デジタルプロモーション、店頭販売支援)を展開している。

■19年4月期利益横ばい予想だが20年4月期収益拡大期待

 19年4月期連結業績予想は、売上高が18年4月期比7.2%増の130億72百万円、営業利益が1.3%増の10億59百万円、経常利益が1.8%増の10億65百万円、純利益が1.7%減の7億01百万円としている。需要が好調に推移して増収だが、営業および内部管理体制強化に向けた人件費の増加などで利益横ばい予想としている。

 第3四半期累計は売上高が87億81百万円、営業利益が8億円、経常利益が7億99百万円、純利益が5億44百万円だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高67.2%、営業利益75.5%、経常利益75.0%、純利益が77.6%と概ね順調だった。19年4月期は利益横ばい予想だが、20年4月期の収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階で、5月16日に2000円まで下押したが、3月の上場来高値4030円から半値水準でほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。5月23日の終値は2108円、前期推定連結PERは約13倍、時価総額は約92億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る