ビープラッツは調整一巡期待、20年3月期増収増益予想で収益改善期待

株式市場 銘柄

 ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。19年3月期は計画未達で大幅減益だったが、20年3月期は増収増益予想としている。収益改善を期待したい。株価は2月高値から急反落し、一転して18年4月安値に接近したが、調整一巡して反発を期待したい。

■サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。クラウド型サブスプリクション統合プラットフォームを基盤として、「使った分だけ課金する」サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。

 19年5月には東京センチュリー<8439>との資本業務提携を強化することに合意したと発表している。

■20年3月期増収増益予想で収益改善期待

 19年3月期非連結業績は、売上高が18年3月期比13.2%増の6億35百万円、営業利益が84.9%減の7百万円、経常利益が90.7%減の4百万円、純利益が78.9%減の8百万円だった。新製品導入で導入社数は増加したが、旧商品のカスタマイズ案件の受注見送りなどの影響で売上高が計画を下回り、販管費の増加で大幅増益予想から一転して大幅減益となった。

 20年3月期非連結業績予想は、売上高が19年3月期比34.7%増の8億55百万円で、営業利益が80百万円(19年3月期は7百万円)、経常利益が83百万円(同4百万円)、純利益が62百万円(同8百万円)としている。導入社数の増加やストック収益の増加などで増収増益予想である。収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価(19年4月1日付で株式2分割)は2月高値7225円から急反落し、一転して18年4月安値2545円に接近したが、調整一巡して反発を期待したい。6月6日の終値は3185円、今期予想PERは約116倍、時価総額は約73億円である。

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